ジョン・ウェスレーとメソジスト教会

ジョン・ウェスレー (John Wesley)

1703年6月17日に英国で生まれ、産業革命の進展に伴う社会の急激な変化の中で、政治経済的に、また思想的に、精神的に混乱する人々を救って、メソジスト教会の始祖とされた人です。彼は「キリスト者の完全」の教理を説き、愛における完全は、信仰によって、この地上で、今、実現するということを強調しました。

彼の死後、1795年、彼の作ったメソジスト会は、英国国教会から分離して米国で「メソジスト派-Methodist」として誕生しました。青山学院は、米国のメソジスト監督教会の宣教師が設立した三つの学校をその源流としています。

ジョン・ウェスレー (1703~1791略年譜)

1703年 父サムエル、母スザンナのもとで生まれる。
1709年 司祭館の放火から奇跡的に救出される。
1726年 オックスフォード大学リンカン・カレッジの研究員となる。
1735年 アメリカ・ジョージア伝道を開始する。
1738年 アダスゲイト街で福音的回心を経験する。
1739年 ブリストルで野外説教をする。
1748年 キングスウッドスクールを設立する。
1784年 米国のメソジスト監督教会が組織される。
1791年 シティ・ロードで召天。

青山学院は、米国のメソジスト監督教会の宣教師たちによって設立されました。

1874年 ドーラ・E・スクーンメーカー、女子小学校設立。
1879年 ジュリアス・ソーパー、耕教学舎設立。
1879年 ロバート・S・マクレイ、美会神学校設立。
1894年 これら三つの源流から「青山学院」となる。

ジョン・ウェスレーが残した言葉

I look upon the whole world as my parish.
「世界はわが教区」

Gain All You Can, Save All You Can, and Give All You Can!
「大いに獲得し、大いに節約し、大いに捧げなさい。」
(ジョン・ウェスレーが「金銭の用い方」という説教のなかで、労働者階級の人々に説いた有名な言葉。のちに社会学者マックス・ヴェーパーもこれを引用した。)

Best of All, God is with Us.
「最も素晴らしいことは、神が私たちと共にいてくださることだ。」
(ジョン・ウェスレーが人生を閉じる瞬間に周囲の人々に語り残した最期の言葉)

チャールズ・ウェスレー (Charles Wesley)

ジョン・ウェスレーの4歳違いの弟。1729年にオックスフォード大学を卒業したのち、兄と共にアメリカ伝道の旅に出掛け、1738年には兄に先立って突然の回心を体験する。その後、兄の礼拝説教を強める讃美歌を作詞し始め、総計6,500編以上の詩を残し、古今最大の讃美歌作詞者として評されている。

ウェスレー図書室・青山学院資料センターについて

青山キャンパスの宗教センターには、ウェスレー図書室(女子短期大学図書館内)が設置されており、メソジスト教会やウェスレー兄弟に関する文献・資料が収集されています。
また、資料センターにも、本邦メソジスト教会関連資料が数多く保管され、閲覧することができます。

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