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2007/07/05 石田瞳さんが「環境と共に歩む科学技術への提言」に入賞

毎日新聞社主催・バイエル株式会社協賛による高校生対象の「--67億地球人は21世紀をどう生きる-- 新世紀の挑戦 ~環境と共に歩む科学技術への提言募集」において、本学高等部3年石田瞳さんの提言が入賞しました。
入賞した6名の高校生たちは、7月下旬から1週間、学生特派員としてドイツに派遣され、環境と共に歩む科学技術の最新研究、その成果について直接自分の目で確かめ、取材を行う予定です。

石田瞳さんは2006年9月にも、野村総合研究所(NRI)主催による学生小論文コンテスト「2010年の日本と私」で優秀賞を受賞しています。

青山学院の近況ニュースバックナンバー
⇒ 『石田瞳さんが「NRI学生小論文」で優秀賞受賞』
<作品紹介>
67億地球人は21世紀をどう生きる
新世紀の挑戦 ~環境と共に歩む科学技術への提言募集~


夢のバイオアスファルト  石田 瞳(3年)

 「バイオアスファルト」--この全く新しいアスファルトが普及したら、日本中、いや世界中の環境が大きく変わるだろう。
環境問題として、最も注目されている地球温暖化。その主な原因は温室効果ガスと呼ばれる物質であるが、その64%を占めるのが、二酸化炭素である。多くの企業や家庭がこの削減に積極的に取り組んでいるが、大きな効果は得られていないのが現状である。そこでこのような提案をしたい。二酸化炭素を吸収できるアスファルトを開発したらどうだろう。
二酸化炭素排出量を減らすことが困難ならば、その排出せざるを得ない二酸化炭素の全く新しい処理方法を考えればよいのではないだろうか。加えて都心部のほとんどの道路はアスファルトで舗装されている。それならば、それを利用しようと考えた。これを実現するためには、様々な分野の協力が必要である。アスファルト会社、道路を管理している国土交通省や研究に協力してくれる民間企業や日本国政府、そしてバイオテクノロジーの力などがその例である。なぜバイオテクノロジーの力が必要かと言うと、私の提案するバイオアスファルトとは、微生物の力で大気中の二酸化炭素を吸収するアスファルトだからである。ここで、最先端の科学技術が必要になってくる。まず、自然界における二酸化炭素の主な吸収源は、海洋と森林である。そこで植物の特徴である光合成に着目し、植物細胞のDNAを利用する。また、高温でも死なずに、アスファルトが固まってからも効果が持続するような微生物を遺伝子操作によってつくり出し、その核にDNAを入れれば、二酸化炭素を吸収し、酸素を放出することができる微生物をつくり出すことができるだろう。また、アスファルト混合物を混ぜる過程で増殖していくような性質をもたせれば、効率も良いだろう。アスファルト会社の協力も重要である。従来のようなぎっしり詰まったアスファルトではなく、全く新しい発想で、固いスポンジのような水を浸透させる構造にしたら、温暖化に由来する異常気象で大雨が降っても、排水溝やマンホールが溢れることもなくなるだろう。
様々な問題が複雑に絡み合っている環境問題を解決するには、色々な視点から物事を多角的に捕らえることが必要である。今回のように、一見環境問題・温暖化とは関わりのないように思えるアスファルトでさえ、考え方ひとつで可能性は無限大に広がっていく。どのような企業でも、どのようにしたらより環境に貢献することができるのか。常にそのことも念頭に置いたビジネスを展開していってくれることを期待する。

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