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2007/10/12 秋光純大学理工学部教授が日本結晶学会賞西川賞を受賞

秋光純大学理工学部教授(大学附置先端技術研究開発センター所長)が、「超伝導探索と新規構造に基づいた物質開発の研究」により、平成19年度日本結晶学会賞西川賞を受賞しました。この賞は、長年に亘って結晶学に対する貢献が特に優れた者に授与されるものです。
秋光教授はこれまでにも、98年に仁科記念賞、01年に紫綬褒章、02年に朝日賞、超伝導科学技術賞等、名誉ある賞を受賞されています。
また、秋光教授はご自身の研究だけでなく、教育活動にも非常に力を入れており、国立大や私立大に研究者や教育者を多く輩出した実績を持っています。
なお、12月1日(土)に、東京工業大学大岡山キャンパスにて開催される結晶学会において、受賞式が行われます。
【主な受賞歴】
1997年 超伝導科学技術賞受賞
1998年 仁科記念賞受賞
2001年 紫綬褒章受章
2002年 朝日賞、超伝導科学技術賞受賞
2003年 Bernd T. Matthias賞受賞
【受賞理由】
物性科学の分野において、多くの業績を挙げているが、顕著なものは新しい超伝導体の発見であり、結晶学がこの分野においてきわめて重要な役割を担うことを 示したものである。種々の銅酸化物超伝導体が報告される中で、一次元と二次元の中間的構造をもつ梯子格子型超伝導体を見出した。これは二酸化銅の面をもつ 構造でなくとも超伝導体が存在することを示した唯一の例である。さらに、二硼化マグネシウムの発見がこの分野に大きい衝撃を与えた。超伝導転移温度が39 Kであると報告されたが、これは産業的に用いられている従来の金属系超伝導体に比べてほぼ2倍近い値である。試料作成が容易で実用化に際して重要な臨界電 流、臨界磁場も高く、応用性に富む超伝導体である。この系の電子状態を議論するために、SPring-8において電荷密度解析を行い、その結果は世界的に 高く評価されている。このように秋光会員は回折結晶学の研究方法を駆使して、構造に関する深い洞察から新規の超伝導体を開発したものであり、その業績は西 川賞に値するものと考えられる。
(日本結晶学会誌より転載)

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