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青山学院の取り組みと実践/ 理事長声明〔改革宣言〕
インタビュー
「青山学院の再創造に向けて、大胆な改革を実現」
2009.4.1
松澤理事長
| Q | 今年、青山学院は創立135年を迎えます。この記念すべき年を改革幕開けの年と位置づけているということですが、改革の内容についてお伺いします。 |
|---|---|
| 理事長 | 私立学校の経営環境は、少子化が進み、厳しさを増しています。しかし、青山学院ではこのような時代こそ好機と捉え、激変する時代を乗り切るためにスピードある改革を進めています。 利益の追求を目的とした企業と学校経営では、根本的に存在意義が異なります。しかし、激変する時代のニーズにすばやく対応していかなければならない点は、企業の経験がある私からみますと、学校も同じです。 そのため、2006年11月、青山学院の教育方針とスクール・モットー「地の塩、世の光」を基盤とするアカデミック・グランドデザインを策定しました。その内容を包括し、2008年「理事長声明」として、キリスト教信仰に基づく建学の精神のもと、「人間教育の再創造」「環境の整備」「戦略の強化」を柱とする学院が取り組むべき課題174項目を掲げて、法人、教育、職員が一丸となって様々な取り組みを開始しています。 これらの課題については、幼稚園から大学までの各学校が次年度の事業計画を立てて、進捗を管理し、責任を持って計画を遂行し、その結果を踏まえて次のステップへつなげていくという、いわゆる組織的PDCAサイクルの確立を目指しています。また、「今後の青山学院のあり方」について、教職員の率直な意見を聞くために意見交換会を行いました。2008年には職員と計21回、教員は設置学校ごとに計23回実施しました。教職員の声にしっかりと耳を傾けることで、身近な問題点が浮き彫りになり、素早い対応が可能になります。意見交換会は、今年度も継続していきます。 |
| Q | 50年後を見据えた青山キャンパスの再開発についてもお話を伺いたいと思います。 |
| 理事長 | 青山学院には渋谷区にある青山キャンパスと、神奈川県相模原市にある相模原キャンパスの2つのキャンパスがあります。 青山キャンパスは、再開発マスタープランのもとで再開発を進めており、初等部校舎に続き、現在高等部校舎の建て替えに着手し、大学A 棟(仮称)の計画も進んでいます。また「間島記念館」「ベリーホール」は、国登録有形文化財に登録され、歴史的建造物として保存されることになりました。 さらに創立135周年記念事業の一環として、今年9月には、青山キャンパス近くの常青寮(男子寮)跡地に地上4階、地下1階のビルが完成。名称を「青山学院アスタジオ」と決定しました。青山の立地を最大限に活かし、青山学院にふさわしい文化の創造・発信拠点となる施設で、その核となるのが総合文化政策学部の「青山コミュニティ・ラボ」です。地域にも開放し、カフェテリアや在京キー局のサテライトスタジオ、クリエイターのオフィスが入る予定です。 |
| Q | 2012年実施される就学キャンパスの再配置についてもお聞かせください。 |
| 理事長 | 2012年には、相模原キャンパスで学ぶ人文・社会科学系7学部の学生が青山キャンパスで1年生から4年生まで一貫して学ぶことになります。教育・研究がさらに充実し、先輩・後輩の交流が深まることが期待されます。 一方、相模原キャンパスは理工学部と社会情報学部を中心に、自然科学と文理融合型学部の拠点として、強化していきます。さらに大学付属校や新設学部の設置も構想しています。 今後は時代の変化とともに変わる社会や学生のニーズに合わせて、青山学院の教育内容や教育環境をますます充実させ、魅力あるものにして価値を高めていきたいと思います。 |
| Q | 次に、創立以来培ってきた「英語の青山」と国際交流についてお伺いします。 |
| 理事長 | 青山学院では昨年、文部科学省から発表された「留学生30万人計画」を受けて、国際化に向けた改革を進めています。 これまでは欧米を中心とした国際交流を行ってきました。今後は東南アジア、モンゴル、ロシア、インド等からの留学生を積極的に受け入ていく予定です。 また、「英語の青山」の伝統をさらに発展させるための取り組みも実施しています。 日本で始めて「4-4-4制」に基づく、12年間を一貫して並べる独自の英語教材を開発し、2008年4月から、初等部1年生と5年生に導入。2014年までに12学年すべての教材を完成する予定です。 さらに昨年の4月から、大学協定校から受け入れている交換留学生をチャットリーダーとする「青山学院チャットルーム」を開設し、初等部生から大学院生が一堂に集い、外国語によるコミュニケーションを通じて国際交流を図っています。 |
| Q | 最後に、今後の抱負をぜひお聞かせください。 |
| 理事長 | 青山学院は幾多の困難を乗り越えてきた先達の熱意と努力に支えられ、創立135周年を迎えることができました。今後は、この伝統と歴史を堅持しながら、21世紀にふさわしい魅力と特色のある総合学園へと発展を遂げることができるよう、たゆまぬ努力と改革を推進してまいります。 |






