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「キリスト教」を名乗る団体について

キリスト教は、あくまでも個人の主体的決断を尊重し、強制的手段に頼ったり、自分たちの名前を隠して勧誘したり、理性的判断を鈍らせるような手段を一切否定します。また、指導者の考えを一方的に押し付ける権威主義や、感情にのみ訴える熱狂主義も、聖書では厳しく批判されています。

以下に、青山学院大学宗教主任会が公表している二つの文書を掲載します。

青山学院大学とキリスト教

青山学院大学は、「青山学院教育方針」に明言されているとおり、キリスト教信仰を建学の精神とし、キリスト教信仰にもとづく教育をめざして活動を行っております。 そのため、大学においても毎日礼拝を守り、「キリスト教概論」を全学生に必修とするほか、学内におけるさまざまなキリスト教活動を通じて、学生諸君や教職員諸氏がキリスト教信仰の真髄に触れる機会を数多く設けております。
青山学院の教育方針の基盤となっている福音的キリスト教は、父・子・聖霊なる三位一体の神を信じ、十字架と復活の主イエス・キリストのみを救い主と告白し、また、聖書を教会の依るべき唯一の正典として、信仰と生活の誤りなき規範としています。
しかし、青山学院大学が基盤としているこのような信仰とは大きく異なるものもまた存在していることに、諸君の注意を喚起したいと思います。もちろんこのことは、憲法で保障されている個人の信教の自由を侵すことを意図したものではありません。ただ、「キリスト教」の名で説かれるものの中には、青山学院大学で継承され信じられてきた福音的・聖書的信仰と違った主張をするものも幾つかあるのです。
たとえば、かつて「世界基督教統一神霊協会」 (原理運動)と言われた団体の後継団体、「末日聖徒イエス・キリスト教会」(モルモン教)、また「ものみの塔聖書冊子協会」(エホバの証人)といった名で知られている宗教団体の説くところは、 青山学院大学におけるキリスト教信仰の理解と大きな隔たりがあります。
新入生の皆さんには、青山学院大学の建学の精神である福音的キリスト教の信仰に是非とも触れて頂きたいと願うと同時に、これと紛らわしい諸宗教の存在について注意を促しておきます。なお、さらに詳しく質問がある方は、それぞれの学部の宗教主任にお訊ねください。

サークルのふりをした危険な宗教団体に注意しよう!!

大学のキャンパスを中心に勧誘活動を行なう危険な宗教団体が存在します。「世界平和統一家庭連合」(旧:統一教会)や「キリスト教福音宣教会」(摂理、JMS、モーニングスター)などと呼ばれるもので、青山通りや渋谷駅周辺のみならず青山学院大学内、また相模原キャンパスや淵野辺駅付近、更にはSNS上でその活動がたびたび確認されています。宗教センターは常に掲示等をして警告していますが、お気づきでしょうか?
これらの団体は自分たちの正体を隠しアンケート調査、スポーツサークル、劇団、コーラスグループ、自己啓発セミナー、就活セミナーなどを装って勧誘し、気づかれないうちに人々の心を取り込んでいきます。それはマインド・コントロールと言われるもので、メンバーの冷静な判断力を奪い、若者たちを組織の命令に無条件で従う人間へと変えていきます。皆さんの貴重な時間と人間関係を奪い、大切な学生時代を台無しにしていきます。
青山学院の建学の精神、すなわち歴史に裏付けされた聖書的キリスト教信仰に触れることで、それとは大きく異なった危険な宗教団体やカルト団体の存在に気づいて欲しいと願います。学生生活が始まり、少しでも不安や疑問を感じたら、遠慮なく、躊躇せず宗教センター、学生生活部、学生生活課にご相談ください。

青山キャンパスでの相談先

■宗教センター   間島記念館1階
■学生生活部     17号館2階スチューデントセンター

相模原キャンパスでの相談先

◼︎宗教センター:ウェスレー・チャペル1階(C棟)
◼︎学生生活課:B棟1階