国際交流
国際交流
米国のメソジスト監督教会の宣教師によって創設された青山学院にとって、国際交流は創設時からの使命です。現在、各学校がそれぞれ特色ある国際交流プログラムを実践していますが、外国語習得だけを目的としたものではありません。チャイルド・ファンド・ジャパンとの連携によるフィリピン訪問プログラムなどを通して、異文化に触れ、国や人種を越えて、世界の誰とでも支えあい、共に生きていく人間形成を目指しています。
青山学院 国際教育ポリシー
青山学院は、キリスト教信仰に基づき、すべての人と社会の未来を切り拓くサーバント・リーダーの育成を目指す総合学園です。私たちが目指す「人に仕え、社会に貢献する国際的なサーバント・リーダー」とは、国・地域・民族・言語・宗教・ジェンダーなどの異なる他者を力で支配するのではなく、まず他者に尽くして信頼を築き、その信頼をもとに協力を引き出しながら、周囲と共に新しい価値を創造し社会や世界をより良い方向へ導く人を指します。この使命を果たすために、青山学院は以下の国際教育ポリシーに基づき、各設置学校の自律的な活動を尊重しつつ、それぞれの力と成果を持ち寄り、「All Aoyama」としての国際教育を推進します。国際環境が厳しさを増す状況でも、国際教育を継続します。
1. 異文化理解の促進
1.1. 学内外でのさまざまな活動や交流を通じて、国・地域、民族、言語、宗教、ジェンダーといった異なる文化的背景を持つ人々の価値観や考え方を理解し、尊重し、対等に向き合う姿勢を養います。
1.2. 自分の母語と他者の母語を尊重し、それぞれの文化を学ぶ姿勢を養います。
2. 国際的コミュニケーション能力の養成
2.1. 世界共通語である英語を通じて、自分の考えや思いを発信し、相手の意見や思いを受け取る力を育てます。
2.2. 学修・研究成果を英語で発信し、国際社会に貢献できる力を育てます。
2.3. 母語話者の英語のみならず、公用語・第二言語話者としての英語に触れる機会を提供し、多様な英語の使用に対応できる力を育てます。
2.4. 英語以外の外国語を学び、幅広い文化や価値観を学ぶ機会を提供します。
3. 地球市民意識の育成
3.1. 教室での学習に加え、サービスラーニングなどの体験学習を通じて、自分自身、地域社会、そして世界について理解を深めます。
3.2. 地球規模の問題を、自らに関わる重要な課題として認識できる力を育てます。
3.3. 地球規模の問題を、自分とは異なる文化的背景を持つ人々と協働して解決する力を育てます。
3.4. 国際交流の機会やリソース、学びや研究の成果を地域社会と共有します。
チャットルーム
青山学院では、2008年4月より全学院的規模の特色である「英語」によるコミュニケーションの実現に向けて「青山学院チャットルーム」を開設いたしました。
本学に在籍する学生(主に本学協定校からの外国人留学生)が担当するチャットリーダーと、英語・中国語・韓国語などの言語で様々なトピックについてコミュニケーションし、異文化交流をはかる広場です。
青山学院に在籍する初等部~大学院研究科までの児童、生徒、学生が無料で利用することができ、外国語によるコミュニケーションを通じて、語学習得だけではなく「異文化理解と国際交流意識と活動の活性化」を目指しています。
各種セッションのご紹介
■大学・高等部生向けセッション
チャットルームでは、青山学院大学生・大学院生、高等部生向けに1枠40分のチャットセッションを行っています。最大6名の学生と1名のチャットリーダーで行うグループチャットセッションと、1対1でたっぷりとお話しが出来る One to Oneセッションを行っています。また、様々な国の文化や言語に触れられるイベントを開催しています。詳細は青山学院チャットルームHPをご覧ください。
■初等部、中等部、高等部でのセッション
初等部、中等部、高等部にチャットリーダーを派遣し、各設置学校にてチャットセッションを行っています。初等部では、ゲームで楽しみながら英語に触れられるようなセッションを実施。中等部では、グループで行うフリートークのセッション、高等部では英語の他にも、韓国語・中国語など、チャットリーダーの母国語によるセッションを行っています。