新聞を生きた教材、学習材として教育に活用するNIE（Newspaper in Education）の2021年度実践校として、青山学院中等部が、東京都で指定された中学校40校のうちの1校に指定されました。

このNIE活動は、「教育界と新聞界が協力して新聞活用を行う」「新聞を1紙でなく、数紙を読み比べて、批判的に読み、学習に生かす」「切り抜いて活用するだけでなく、丸ごと活用する」といった特色があり、「言語活動」の育成に役立つものと期待されている学習方法で、日本新聞協会が主体となって進めている活動です。

青山学院中等部では、これまでさまざまな教科･教員が授業で新聞を利用したり、新聞作りを課題としたりしてきましたが、2015年度から申請して実践校に指定されています。そのうち、3年生の選択授業「数学：統計とデータマイニング」において、新聞紙上にある、いろいろなグラフを生徒自身が探してグラフの有効性を考察するという実践は、数学に取り入れた特異な活動として東京都NIE推進協議会研究発表会で実践報告をしました。今後もさまざまな場面で新聞を有効に活用する工夫とその実践が期待されます。