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校友会岡山県支部より永瀬隆氏ドキュメンタリー映画(DVD)寄贈

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2022.09.27

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校友会岡山県支部より永瀬隆氏ドキュメンタリー映画(DVD)寄贈

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9月22日、青山学院校友会岡山県支部の福嶋裕美子支部長が学院を訪問され、校友の永瀬隆氏を追ったドキュメンタリー映画『クワイ河に虹をかけた男』のDVDを寄贈いただき、堀田宣彌理事長が受贈しました。

永瀬隆氏(1918-2011)は、岡山県出身。1941年に青山学院専門部文学部英語師範科を卒業後、日本陸軍の英語通訳としてタイの戦地で任務に就いていたところ、泰緬鉄道(タイ・ミャンマー間)の建設で、現地の人や捕虜に過酷な労働を強いている場面を目の当たりにして、戦後、個人として贖罪活動を続けた人物です。戦争時の捕虜であったイギリス軍人との交流活動を行ったほか、私財をなげうち、タイ国に「クワイ河平和基金」を設立し、タイの子どもたちの教育や日本への留学を支援する奨学金の授与などの活動を続けました。タイへの訪問は135回に及んだそうです。その永瀬さんの活動を、20年にわたって追い続けたKSB瀬戸内海放送の満田康弘さんがドキュメンタリー映画として制作した映画『クワイ河に虹をかけた男』は、海外の映画賞や、第12回読売国際協力賞に選ばれるなど、様々な賞を受賞しています。

寄贈いただいたDVDは、各設置学校で所蔵されることになり、偉大なサーバント・リーダーの一人として、その足跡を後輩たちが知り、学び、その尊い精神が受け継がれていくことでしょう。