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青山学院女子短期大学記念碑の除幕式が行われました

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2022.11.17

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青山学院女子短期大学記念碑の除幕式が行われました

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11月16日(水)11時30分より、今年閉学した女子短期大学の記念碑の除幕式が行われました。

この記念碑は、青山学院女子短期大学同窓会からの寄付により作られたもので、趙慶姫元女子短期大学副学長(現・大学コミュニティ人間科学部教授)によりデザインされ、完成しました。
また河見誠元女子短期大学学長(現・大学コミュニティ人間科学部教授)の発案で作成したメモリアルベンチも、趙先生にデザインされ、完成しました。

この記念碑のお披露目として、堀田宣彌理事長、山本与志春院長、河見誠元女子短期大学学長、依田静江女子短期大学同窓会会長などの関係者が参加し、除幕式が行われました。

伊藤悟学院宗教部長司式のもと、聖書「フィリピの信徒への手紙」第2章12~16節の朗読、祈祷の後、記念碑および記念ベンチの除幕が行われました。
お披露目されたのち、趙先生から記念碑制作について「記念碑は短大の精神を表すものです。教育理念の『愛と奉仕に生き、覚醒した女性の育成を目指す』というフレーズから愛と奉仕をイメージする二つの形がすっと立ち上がる様子を思い浮かべました。時には強い風によって、心も体も倒されてしまいながらも、また立ち上がる。そういう弾力のある卒業生たちの生き方を、しなりながら上に向かって伸びていく形で表わしております。この記念碑の場所は背景に中庭を観る位置になっております。短大閉学後も卒業生が訪れた際に、座って想いを語り合うそういう場所にベンチを設置したいというご提案が河見学長からあり、記念碑と合わせて、メモリアルベンチも設置いたしました。その場所は、座ると記念碑と短大の校舎、中庭を見渡す位置にあります。是非、卒業生や教職員が腰をかけて記念碑と校舎を見渡しながら、短大を思い出す、そういう空間になればと思います」とのお話がありました。
堀田宣彌理事長からは、「我が国において最も古く、最先端の教育を行ってきた日本一の短大が閉学したことは寂しいですが、その教育理念は大学のジェンダー研究センターやコミュニティ人間科学部に引き継がれています。これまでの教職員、関係者の皆様の献身的なご努力に感謝いたします」と挨拶がありました。

卒業生の方々がベンチに座り、記念碑と中庭を見ながら、思い出を語る場所として親しまれ、そして青山学院女子短期大学が輝きの中、存在したこと、また卒業生たちの中に確かに生き続けていくことを証とする場所となるでしょう。