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〈初等部〉未利用魚をテーマにした特別授業が行われました

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2023.09.30

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〈初等部〉未利用魚をテーマにした特別授業が行われました

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9月20日12時20分より初等部において、今年の3月から取り入れている給食での未利用魚の活用について、メディアの取材が入る中、仕入れ先の株式会社ベンナーズ(福岡県)井口剛志代表取締役社長による特別授業が行われました。

井口代表は食堂で児童らと一緒に給食を食べた後、5年生の社会科授業の特別講師として教壇に立ち、「未利用魚とは?」「海の豊かさとは?」をテーマに授業が行われました。当日の給食で出されたマトウダイを井口代表自ら解体する実演を、児童たちは真剣なまなざしで見学していました。
未利用魚の状況、乱獲による海の生態系の乱れ、魚離れ(食べない)や原発事故処理水の影響についての話があり、後半の質問コーナーでは児童たちは積極的に質問をしました。

続く6時限目のプロジェクト活動では、SDGsプロジェクトの特別講師として引き続き井口代表が教壇に立ち、詳しい未利用魚の状況について説明がありました。「獲る人良し、食べる人良し、社会良しの三方が良くなることで持続可能な社会になる」と語りました。そして「あきらめないことが大事です。これからいろいろな問題に直面すると思いますが、逃げないこと。あきらめない気持ちがあれば乗り越えられます。やり遂げるという強い気持ちが大切です」と児童へメッセージが送られました。

これまでに初等部では、以下の魚が給食で提供されています。

3月 オオニベ(山椒揚げ)
4月 オジサン(カレームニエル)
5月 イラ(フライドフィッシュ)
6月 フエフキダイ(から揚げ〈さっぱりソース〉)
7月 シイラ(フィッシュバーガー)


初等部では、給食での未利用魚の活用に留まらず、5・6年生の総合活動である「SDGsプロジェクト」や、社会科授業で取り上げることとなり、各担当教諭がスクラムを組み「team未利用魚」を立ち上げ、今回の特別授業の実施に至りました。
児童たちは未利用魚について、そして水産資源の大切さについて、見て、読んで、聞いて、そして食べて学んでいます。