青山学院は、2023年11月16日（木）に創立149周年を迎えます。
これを記念して、11月14日（火）15時よりガウチャー記念礼拝堂において、「青山学院創立149周年記念礼拝」を守りました。
また「2023年度青山学院学術賞授与式」「2023年度青山学院永年勤続者（勤続25年）表彰式」を引き続き執り行いました。
相模原キャンパスのウェスレー・チャペルへも同時中継されました。

■創立記念礼拝

伊藤悟学院宗教部長司式のもと、讃美歌斉唱、聖書「ゼカリヤ書 第8章12節」「ヘブライ人への手紙 第11章13節」の朗読、北川理恵高等部宗教主任による祈祷が捧げられ、左近豊大学宗教主任の「はるかに望み見て」と題した説教がありました。その後、伊藤学院宗教部長が特別祈祷「召天者を覚えて」を捧げ、最後は同宗教部長による祈祷をもって終了しました。

礼拝後、山本与志春院長は挨拶で、創立149周年記念礼拝を皆で一緒に守れたことに対する感謝を述べ、「青山学院の149年の長い歴史には多くの困難がありました。しかしそのたびに、先達や青山学院で学んだ卒業生たちや教職員の献身的な働きによって守られ、支えてこられたのが今日の青山学院です。創立記念礼拝のこの時に、先達への感謝の思いを新たにしたいと思います。そしてこれからも、互いに愛し合う、平和な世界をつくる人を育てることが青山学院の使命だと信じ、熱い思いと切なる願い、祈りを一つにしたいと願います」と話しました。

■青山学院学術賞授与式

以下6名の青山学院学術賞受賞者に対し、山本院長より正賞が、阪本浩大学学長より副賞が贈られました。

〈受賞者と受賞作品の紹介〉
大学　文学部史学科 准教授　稲垣 春樹
［著書］『The Rule of Law and Emergency in Colonial India: Judicial Politics in the Early Nineteenth Century』（2021年10月　Palgrave-Macmillan）

大学　文学部史学科 教授　安村 直己
［著書］『岩波講座　世界歴史』全24巻 （2020年-2023年　岩波書店）

大学　経済学部経済学科　教授　平出 尚道
［著書］『奴隷制南部と保護主義－南北戦争前期アメリカ経済史研究』（2021年　東京大学出版会）

大学　理工学部電気電子工学科　教授　外林 秀之
［体系的研究］「光量子エレクトロニクスデバイスのシステム応用に関する体系的研究」

大学　理工学部機械創造工学科　教授　麓 耕二
［体系的研究］「サーマルマネージメントのための熱輸送デバイス開発に関する研究」

大学院　国際マネジメント研究科国際マネジメント専攻　教授　伊藤 晴祥
［体系的研究］「パンデミック・リスク・マネジメントの体系化とパンデミック・リスク・ファイナンスの価値評価に関する体系的研究」

≪正賞および副賞贈呈≫

■永年勤続者表彰式

永年勤続表彰者10名を代表して、長谷川美貴理工学部教授に対し、堀田宣彌理事長より表彰状と記念品が贈られました。
堀田理事長は表彰者に対して、長年にわたり学院に貢献してきたことへ感謝の言葉を贈り、25年前の出来事を振り返ったあと、「青山学院は決して安泰に発展してきたわけではなく、これまで多くの困難を信仰の盾によって乗り越えてきました。永年勤続表彰者の皆様に対しては、青山学院に25年間勤務され、「ファミリー」になられたということを忘れることなく、『オール青山』の存在をぜひ社会に示していっていただきたいと思います。今後ともご支援ご協力の程お願い申し上げます」と挨拶しました。

≪賞状および記念品贈呈≫

■交歓会

式典後、17時よりアイビーホール3階シノノメにおいて交歓会が行われました。乾杯に先立ち、主催者の堀田宣彌理事長、学術賞受賞者を代表して安村直己教授、永年勤続表彰者を代表して長谷川美貴教授が登壇し挨拶をしました。
その後、小澤淳一初等部宗教主任が食前祈祷を捧げ、阪本浩大学学長の乾杯の発声で会がはじまり、参加者はなごやかな交流の時をもちました。