【AG150】作家 堀川理万子さんとのおはなし会を開催しました
2024年7月11日(木)、画家として、そして作家として活躍されている校友の堀川理万子さんとのおはなし会が、初等部米山記念礼拝堂で行われました。
本企画は、青山学院創立150周年を記念して行われている『読書で、響け、青学マインド。「青学生が書いた本」展示』(本学の卒業生が書いた本を展示する企画)の一環として立案され、初等部田中和美教諭が中心となって企画・実施に至りました。当日、会場には3~6年生の初等部生、保護者、教職員が多数参加しました。
第53回講談社絵本賞など数々の賞を受賞した堀川理万子先生の『海のアトリエ』(偕成社 2021年)をご自身が朗読するという贅沢な時間では、皆うっとりと聞き入っていました。
その後、堀川先生は会場の初等部生からの質問に1つひとつ丁寧に答えてくださいました。
『海のアトリエ』のストーリーはどのように閃いたのかという質問に「子どもは大人が思うほど自由じゃない。そんな子ども達を励ますお話を作りたかった」と語り、また「どうしたら面白くて楽しい本が書けますか」との質問には、「メモをするのが大好き。旅行に行ったり、面白いことや不思議なこと、楽しいことを書いた、たくさんのメモがあります。ぜひ色んなところをみて、メモをしてみてください。そうしたらそれが財産、宝物になるはずだから。おすすめです」とアドバイスをいただきました。
堀川先生から、「『汝を愛するように汝の隣人を愛せよ』という言葉がありますが、『自分がやってもらって嬉しいことを誰かにやってあげる』ということを、初等部の時に教えてもらったように思います。そして誰かの役にたつこと、助けになることが、実は自分にとって嬉しいことなのだと、いつの間にか培われていました。ここにいる皆さんもきっとそう思うようになりますから、あまり心配せずに楽しく嬉しく熱く過ごしてください」と会場の初等部生に向けたメッセージが伝えられました。
最後に堀川先生から特別な絵葉書が参加者にプレゼントされ、おはなし会は楽しい雰囲気の中で幕を閉じました。