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全学院教職員新年礼拝を行いました

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2025.01.06

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全学院教職員新年礼拝を行いました

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1月6日(月)17時より、青山キャンパスのガウチャー記念礼拝堂において、全学院教職員新年礼拝を行い、相模原キャンパスのウェスレーチャペルにも同時中継しました。

伊藤悟学院宗教部長司式のもと、聖書「マタイによる福音書 第5章13節~16節」の朗読、福嶋裕子大学宗教主任による祈祷がささげられた後、藤原淳賀大学宗教主任による「新たな塩、新たな光」と題した説教がなされました。
その後、一同で「主の祈り」をささげ、伊藤悟学院宗教部長の祝祷をもって礼拝は終了しました。

礼拝終了後、山本与志春院長より、教職員に向けた新年の挨拶がありました。


その後、アイビーホールに場所を移して賀詞交歓会を行いました。
開会にあたり堀田宣彌理事長から「箱根駅伝」にふれた挨拶がありました。
シュー土戸 ポール大学宗教主任による食前祈祷がささげられ、鵜飼眞常務理事による乾杯の発声後、新年の和やかな時を過ごしました。  

新年挨拶 山本与志春院長

今年、青山学院にとって、素晴らしい新年を迎えることができました。
昨年は元日に能登半島で大きな地震があって、開催が危ぶまれた箱根駅伝で見事優勝してくれました。
そして今年もまた、青山学院大学が箱根駅伝で優勝しました。喜ぶ者と共に喜び、悲しむ者と共に悲しむ――私たちは悲しみも共有し、また喜びも共有したいと思います。
学院のためにも非常に大きな貢献をしてくださった駅伝のメンバーをはじめ、多くの関係者の方達の働きに感謝し、また応援し支えてくださった皆様方にも感謝したいと思います。

昨年は青山学院150周年を迎え、そこで「AOYAMA VISION 160」を発表いたしました。これからがスタートです。
多様性を大切にする、個性を大切にする、また違いを大切にする社会の中で、共に生きるということは言葉で言うほど簡単ではありません。
しかし、だからこそ多様性、違いを乗り越えて、共に生きることの大切さ、それが今問われているのだと思います。
「自分たちだけが良ければいい」「~ファースト」その考え方と、私達は一線を画したい。「青山学院だけが良ければいい」「東京だけが良ければいい」「日本だけが良ければいい」そのような考え方とは、私達は決別しなければならないと思っております。
私達は地球全体、地球市民、そして未来を生きる人達も含めて、今どう生きるかを考えていくべきだと、そのことこそ本当の意味で「共に生きる」だと思います。Be the Differenceは本当の意味の新しい違い、新しい考え方をつくるということです。決して世界は一人の力によって変えられない、変えてはならないのです。一人ひとりの力で変えられる。それは共に対話し、力を合わせて協同して生きる、まさに共に生きることを進めています。

青山学院で学ぶ、また働くことの幸いを今日もまた新たに、私達の与えられている使命、与えなくてはならないことをもう一度それぞれが考え、この一年を歩んでいきたいと願っています。すべての人と社会のために未来をつくるサーバント・リーダーの育成、これは決して10年20年で終わるものではありません。いつまでも私達にとって必要な「地の塩、世の光」その人をつくることの大切さを、改めて心を新たにし、この一年を歩んでいきたいと願います。どうぞ共にこのことに向かって歩んでいきましょう。