橋本修青山学院大学名誉教授が電子情報通信学会「功績賞」を受賞
6月5日(木)、橋本修青山学院大学名誉教授(元・大学理工学部電気電子工学科教授、元・大学副学長、元・大学理工学部長)が、電子情報通信学会の最高賞にあたる「功績賞」を受賞されました。
この「功績賞」は、電子工学及び情報通信に関する学術又は関連事業に対し特別の功労があり、特にその功績が顕著である技術者・研究者に授与されるもので、橋本名誉教授の長年にわたる電波吸収体の高機能化研究及び実用化に尽力してきたことが評価されての受賞となりました。
橋本名誉教授が世界に先駆けて開発、実用化した電波吸収体は、ETCシステム、無線LAN、TVゴースト用など電気通信分野のみならず、建築分野や交通分野など多岐にわたる分野に活用されており、近年では氾濫する電波洪水から社会の安全を守るための電波吸収体の研究、磁界シールド技術の開発、バーコードに代わりうる超高密度無線識別(RFID)タグの研究等を行っています。
また『マイクロ波伝送・回路デバイスの基礎』や『Pythonによる数値計算法の基礎』等の書籍を監修・共著で出版するなど、後進育成のための活動にも力を入れています。
橋本名誉教授は今回の「功績賞」の受賞により4月22日(火)に開催された『平成7年春の園遊会』にもご招待されました。
《橋本名誉教授のコメント》
研究室の学生諸君とともに頑張ったおかげで、多数の電子情報通信工学の分野の研究者や教育者の中から本賞を受賞できたと思っています。卒業後には様々なステージで種々の困難があったのは当然です。しかし、すべてのステージに無駄などありません。それぞれが有機的につながって諸君等の人間性や実力を高めてくれていると確信しています。当時の研究生活も一つの糧としてさらに一層の社会での活躍を期待しています。