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院長からのメッセージ

院長からのメッセージ

青山学院院長 山本 与志春


青山学院の源流となる3つの学校を創設したドーラ・E・スクーンメーカー、ジュリアス・ソーパー、ロバート・S・マクレイの3人の宣教師は、140余年前の激動の時代に女子教育、外国語教育、キリスト教教育をもたらしたとも言えます。それは、当時の日本に欠けていたもの、日本が求めていたもの、宣教師が真に伝えたいものであったように思われます。そして、そのどれもが先進的で独自性を持った教育でありました。

急速に進む社会のグローバル化やAIの進化に伴い、教育改革が喫緊の課題と叫ばれている現在、青山学院が先進性と独自性を失ってはなりません。英語教育はもちろんのこと、来るべき世界で求められている、主体的な思考力、判断力、表現力、共に生きる力を修得させるために、ICTに代表される教育環境の整備や新たな教育プログラムの開発は、積極的に推進しなければなりません。社会が求める教育を提供することは青山学院の大切な役割です。

しかし、社会の変革が一部の人に幸せをもたらすだけで、他の人々の不幸や差別、抑圧、命の危険の上に進められてはなりません。誰もが存在することの尊厳を守られる、平和な世界を目指す人を育むことが青山学院の教育です。この観点は欠くことのできないことです。

そして、世界がどんなに変化しても変えてはならないもの、青山学院が最も大切にしてきたもの、これからも大切にしていかなければならないものは、学校法人青山学院寄附行為第4条「青山学院の教育は、永久にキリスト教の信仰に基づいて、行わなければならない。」との建学の精神に他なりません。この建学の精神は、144年の長きにわたり先人が多くの困難と闘いながら、固く守り通してきたものです。キリスト教信仰に基づく教育とは、聖書の言葉に裏打ちされた、一人ひとりを大切にする教育です。その人に与えられているよい賜物を探し出し、十分に磨き上げること。その賜物を人の幸せのために用いることを喜びとする人を育むことです。それは、「あなたがたはそれぞれ、賜物を授かっているのですから」「その賜物を生かして互いに仕えなさい。」(ペトロの手紙一4章10節)との聖書の言葉に従う、「Be the Difference」、サーバント・リーダーとしての生き方です。

青山学院で学ぶ者、教職員、校友、保護者・保証人の皆さま、関係する全ての人が、それぞれの賜物を他の人のためにささげる喜びに満たされながら仕え合うときに、青山学院は新たなる力を受けて鷲のように上ることができると信じます。
「主に望みをおく人は新たな力を得 鷲のように翼を張って上る。走っても弱ることなく、歩いても疲れない。」 イザヤ書 40章31節

院長の紹介(経歴・学歴など)

山本 与志春[Yoshiharu Yamamoto]
1957年生まれ

学歴 1980年3月 駒澤大学文学部国文学科 卒業
主な職歴・役職等 1980年4月 埼玉県川口市立領家中学校 教諭
1990年4月 青山学院中等部 教諭
2006年4月 青山学院中等部 部長
2013年9月 キリスト教放送局日本FEBC理事
2014年4月 学校法人青山学院 常務理事
2018年7月 学校法人青山学院 院長就任