院長からのメッセージ
院長からのメッセージ
新年度のご挨拶
青山学院院長 山本 与志春
それゆえ、信仰と、希望と、愛、この三つは、いつまでも残ります。その中で最も大いなるものは、愛です。
コリントの信徒への手紙一13章13節
今年、青山学院は創立150年の大きな節目を迎えます。青山学院の歴史は、米国メソジスト監督教会の熱い祈りと信仰によって派遣された3人の宣教師が設立した3つの学校から始まります。たった7人で始まった学校が、幼稚園・初等部・中等部・高等部・大学・大学院で23,000人が学ぶ総合学園に発展しました。150年の間、数々の困難に直面しながらも希望を失うことなく苦難に耐え、青山学院で学ぶ者を守り育てる深い愛をもって乗り越えてきた先人の献身と労苦を心に刻み深く感謝いたします。
150周年記念建築として、青山学院大学マクレイ記念館が開館いたしました。多様なニーズに応えられる図書館と情報メディアセンターの機能を併せ持ち、個人とグループ、静寂と対話、様々な活動に対応できるスペースが用意されております。新しい知の拠点として学生が喜んで集い学ぶ場となることでしょう。
9月には幼稚園の新園舎が完成いたします。「神様の守りの中で遊びが生まれる園舎~光・風・木の温もりを感じて~」をコンセプトに建築された園舎は光が差し込み、風が吹き抜ける広い空間が、木をふんだんに使った床や建具・天井に包まれています。子どもが自由にのびのびと安心して遊び学ぶ園舎が出来上がります。
そして、間島記念館は青山学院ミュージアムに改装され2025年に開館いたします。また、今年は150年をお祝いする多くの記念行事が計画されております。
これらの建築や記念行事は、校友の皆様をはじめ青山学院をこよなく愛する方々の多くのご支援、ご寄付をいただいたからこそ、なしえたものでございます。改めて心から感謝申し上げます。
青山学院は、永久にキリスト教信仰にもとづく教育を行うことを建学の精神に掲げ、神の前に真実に生き、真理を謙虚に追究し 愛と奉仕の精神をもってすべての人と社会とに対する責任を進んで果たす人間の形成を教育の目的としております。
ひるがえって世界を見渡せば、各地で戦闘が続き、貧困や迫害、自然災害や環境破壊など解決しなければならない課題は山積しています。青山学院が目指す「地の塩、世の光」たる、「サーバント・リーダー」とは、これらの困難な状況を傍観するのではなく、多様な価値観を尊重し、対立ではなく対話を、競争ではなく共創に進む道を見出し、自ら進んで平和の実現に取り組む人です。
信仰の光によって導かれ、大きな愛によって守られてきた青山学院は、すべての命が大切にされ、すべての人に教育の機会が保障され、誰もが安心して暮らせる平和な世界の実現を高く掲げ、希望の光を目指して教育・研究を進めてまいります。
皆様には、青山学院へのいつまでも変わることのない、愛と祈りとご支援を切にお願いいたします。
2024.4.1
院長の紹介(経歴・学歴など)
山本 与志春[Yoshiharu Yamamoto]
1957年生まれ
学歴 | |
1980年3月 | 駒澤大学文学部国文学科 卒業 |
学歴 | |
1980年3月 | 駒澤大学文学部国文学科 卒業 |
主な職歴・役職等 | |
1980年4月 | 埼玉県川口市立領家中学校 教諭 |
1990年4月 | 青山学院中等部 教諭 |
2006年4月 | 青山学院中等部 部長 |
2013年9月 | キリスト教放送局日本FEBC理事 |
2014年4月 | 学校法人青山学院 常務理事 |
2018年7月 | 学校法人青山学院 院長就任 |
主な職歴・役職等 | |
1980年4月 | 埼玉県川口市立領家中学校 教諭 |
1990年4月 | 青山学院中等部 教諭 |
2006年4月 | 青山学院中等部 部長 |
2013年9月 | キリスト教放送局日本FEBC理事 |
2014年4月 | 学校法人青山学院 常務理事 |
2018年7月 | 学校法人青山学院 院長就任 |