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院長からのメッセージ

院長からのメッセージ

すべての人と社会のために

青山学院院長 山本 与志春


新型コロナウイルスの感染拡大によって、私たちは今まで経験したことのない事態に直面しています。感染拡大を抑えるために医療や行政の最前線で、身を挺してお働きくださる皆様に深い敬意を込めて感謝申し上げます。

私たちは、重症化リスクの高い方の命と、医療従事者を守るために、感染を防ぐためのマスク着用、手洗いの徹底、多人数での会食や外出の自粛は、継続しなければなりません。これは、互いの命の尊厳を守るために、すべての人に求められている責任だと考えます。愛する人を失った時でさえ、思うように集まれない現状に別れを告げ、人生の門出を祝う集いに大勢の人と共に祝杯を上げることができるようにするために、忍耐をもって、互いを守り合う絆を結びたいと願います。

現在は、新型コロナウイルスの感染を防ぐために、外出を避け、人との距離を取り、多人数での会食をしないことが求められていますが、イエス・キリストは、人々が近寄ることを避けていた病人や、嫌われていた「罪びと」の家に出かけていきました。そして、体に触れて病気を癒し、食事を共にしました。イエス・キリストが出会った人は、弱り苦しむ人、疎まれ蔑まれている人、宗教や国籍の違いから差別されていた人たちでした。そしてイエス・キリストは、私たちにも自ら進んで、すべての人が幸せに安心して生きていくために、互いに仕え合い、支え合うことを求めています。全ての人の命を守るためには、資源や食料、製品も医療も互いに分かち合いながら支え合っていかねばなりません。痛みや苦しみに共感し、協力するところから、慰めと励ましが生まれ、喜びと感謝の心から、共に生きる平和な世界が生まれます。

国連は、誰一人として取り残されることなく全ての人の幸せを願って、持続可能な17の開発目標SDGsを提唱しました。「愛と奉仕の精神をもって すべての人と社会とに対する責任を 進んで果たす人」を育てることを教育方針としている青山学院は、社会が抱えるこれらの課題を共に担い合うために、貧困や差別のない、安全で安心して暮らせる社会を作るための研究と教育を進めてまいります。

今秋には、国際的な理解を高め、すべての人と社会のために、より公正な、より平和、より持続可能な未来を目指すイベントを開催する予定です。

青山学院で学ぶ者が、自分の力や才能を、すべての人と社会のために喜んで捧げる「地の塩、世の光」たる、「サーバント・リーダー」として生き、平和を作りだす者でありたいと願います。

院長の紹介(経歴・学歴など)

山本 与志春[Yoshiharu Yamamoto]
1957年生まれ

学歴 1980年3月 駒澤大学文学部国文学科 卒業
主な職歴・役職等 1980年4月 埼玉県川口市立領家中学校 教諭
1990年4月 青山学院中等部 教諭
2006年4月 青山学院中等部 部長
2013年9月 キリスト教放送局日本FEBC理事
2014年4月 学校法人青山学院 常務理事
2018年7月 学校法人青山学院 院長就任