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先輩インタビュー

木村 匠 さん

大学入学広報部入学広報課

現在担当している業務について

学院の中の大学組織において学部の受験生と保護者、教員を対象とした広報活動を行っています。具体的には進学相談会で大学の概要や入試制度の説明をしたり、大学紹介パンフレットを制作したりしています。高校や予備校などで説明を行う際には大学を代表する立場となるため、学部の教育内容や大学全般の情報について常日頃からアンテナを張っておく必要があります。学院の中でも特に出張が多い部署のため、配属されたばかりの頃は1人で出張先の責務を果たせるかどうかという不安と闘う日々が続きました。今ではその頃と比べると自信をもって出張に臨むことができるようになりましたが、学院に帰ってきた時には部署の中で働くことができる”ありがたみ”とチームで仕事を進められることへの”感謝”を忘れずに業務にあたることを心がけています。業務の特性上、入試と広報は表裏一体の関係で、同じ部内で働く入試課と協働して業務を進めるケースがあります。夏のイベントと冬の入試を通じて受験生に接することができるのはこの部署の魅力の1つだと思います。

学校職員の魅力

青山学院で働く職員の魅力の1つとして全世代の教育環境に携わる機会があるということが挙げられます。特に青山キャンパスにおいては幼稚園から大学院までを同一キャンパスに有するため、園児・児童・生徒・学生の日常と共に日々を過ごすことができます。悠久の歴史に思いを馳せながら、次の世代が成長して未来を創っていく過程に携わることができるのは伝統校としての青山学院の魅力です。また、2011年に東日本大震災が発生した際には多くの帰宅困難者のために記念館(体育館)を開放し、職員は自らの率先した行動により建学の精神を体現しました。学院は都会の真中にある最先端の渋谷・青山の土地で変わりゆく街並みに囲まれながらも長きにわたって不変の精神を受け継いでまいりました。そのような環境は地の塩、世の光たる学生を育成するに相応しく、全ての学び手にとって大きな学びとなります。私は約150年にも亘る先人の英知と努力の結晶の上に築かれた環境で働いていることに対して何よりの喜びと誇りを感じています。

どんな人が向いていると思うか

学校職員に向いていると思うのはどのような状況でもきちんと自己管理を行い、様々な人の価値観に寄り添った行動を起こせる方だと思います。青山学院の長い歴史において職員には何かを変えていくことと同じくらい守り繋がなければならないことも多く、個人の貢献に対する成果が実感しづらい場合があります。このような環境では普段から健康管理に十分留意して自分の評価軸で承認欲求を満たせるようにしておくことが大切です。また、多様な利害関係者との調整では関係者間の思惑が複雑化しますが、民間の企業活動で見られるような経済的側面で判断することは多くありません。そのため、全ての関係者の視点に立って物事を考えることができるかが問われることになります。青山学院では常に学院の一員であることを自覚して与えられた場所で自発的に課題を見つけて取り組める人が求められていると思います。

就活生へのメッセージ

私の就職活動は決して順風満帆ではなく、青山学院の面接選考に進んだ頃にはエントリーしていた全ての企業から不採用通知が届いていました。どの企業からも必要とされないのではないかという憂虞の中で心の支えとなったのは心から本音を語り合える親友や後輩の存在でした。小学生の頃には誰しもが抱いていた「好きなこと」や「楽しいこと」が就活というフィルターを通すと途端に見えなくなったり、忘れたりしてしまいます。どうか1人で進もうとせずに周囲の人々との対話を通じて自分の本当の気持ちに向き合ってみてください。きっとそこにあなたの答えがあるはずです。