人事部給与課では主に青山学院で働く教職員の給与・賞与など毎月約3000件の給与支払業務の他、所得税・住民税、社会保険・労働保険(福利厚生)に係る業務を担当しております。現在私が携わっている具体的な仕事内容としては、職位・役職の変更や結婚・出産などに伴う扶養状況の変更、転居に伴う通勤経路の変更など各教職員のさまざまな変化に対応し給与に反映させています。また、給与の支払業務以外では日本私立学校振興・共済事業団の給付金の入出金処理や、専任教職員が受診した人間ドックの補助金支払業務などにも関わっています。
現在は入職して6年目になりますが、最初の配属先は学務課という教務に係る部署で、学生の窓口対応が主な業務でした。お金に関する業務はほぼないに等しく、履修登録や休退学の相談など授業要覧や学則に基づき各学生の事情に応じて考え行動する部署でした。初めての異動で現在の給与課に配属となり、携わる業務の対象が学生から各設置学校の教職員に変わりました。給与規則や就業規則など把握しておくべき規則も変わり、税法など社会的な知識も必要です。学院全体で働く方々を支えるいわゆる“縁の下の力持ち”となる部署で日々勉強しながら働いています。
先輩インタビュー
正木 彩恵子 さん
本部人事部給与課
現在担当している業務について
学校職員の魅力
学校職員は自身かつ組織での働きが生徒・学生・教員の支えとなり、教育・研究現場に貢献できることが一番の魅力だと思います。私たち職員は何かを教えることはできませんが、学びの機会や環境を充実させることはできます。また、直接関わりがないように見える業務でも、職員が一丸となって何か改善することはより良い教育を提供できるきっかけとなり得ます。
また、私自身、育児休業を取得した経験があります。もちろん、簡単なことではなく大変なことも多いのですが周りの皆さんの協力があって実現しました。教育を提供する環境ということもあり、子育てとの両立に理解のある職場だと身をもって実感しています。変化の激しい時代においても、青山学院は教育機関としてだけでなく、働くうえでも人を優しく思いやる風土が魅力であると体感しています。
実際に働いてみてわかったこと
入職前は新人ということもあり、学生目線を活かして業務に取り組めることを強みとしていました。本学の職員においては人事考課・目標管理制度があり、その貢献度や取り組み姿勢などを振り返る機会が必ずあります。しかしながら、営業成績のように貢献度を数値化して表すことが難しいです。そのため、指標がなく、果たして自分は一職員として役に立っているのかと不安に感じることもありました。すぐに成果が出る訳ではないけれども、いつか学生や教職員の力になる業務もあるということは実際に働き、経験年数を積まないと分からないことでした。
また、給与課という部署に異動してからは毎月給与を受け取る、生活の変化に応じて各種変更手続きを行うなど働くうえで当たり前のこととして捉えていたものは、同じ立場の職員の支えがあり、安心して働ける職場を提供していただいていたのだと改めて実感しました。