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先輩インタビュー

松本 昂さん

大学学務部教務課

現在担当している業務について
-大学の教学に関わる業務全般-

教務課には、履修登録や定期試験、授業や時間割、成績や単位認定、教員や学生の窓口対応等、年間を通して様々な業務があります。その中でもカリキュラムの維持管理は重要な仕事です。
学生は入学年度に応じて、適用されるカリキュラム(卒業に必要な単位数や履修条件等)が決まっています。教員免許や各種資格の取得にも関わっており、授業や時間割に例年変化がある中で、在学している学生のカリキュラムがきちんと卒業まで運用できるかについて気を配っています。
教務課は、いわゆる学生部のような部署とは異なり、実は直接学生とやり取りする機会はそう多くありません。ただ、留学や資格取得のために履修相談をしていた学生が、無事に希望を叶え卒業していくのを見ると、遠巻きながらやりがいを感じています。

やりがいを感じた場面
-青山学院大学の魅力を伝える学生ボランティア団体の設立-

本学には職員から企画を募る学内のコンペティションがあり、内容に応じて活動予算がつきます。入学広報の仕事に携わる中で、高校生が大学の学びや学生生活に触れる機会をなんとか増やせないかと考えるようになり、入職5年目の時にコンペに参加し、本学の魅力を伝える学生ボランティア団体を設立しました。
青山キャンパスには年間約6000人の高校生が見学に来ています。当時キャンパスツアーのボランティア活動はすでに盛んに行われており、ツアーとは違うアプローチで高校生に大学紹介ができないかを先輩職員と検討しました。実際に数十名の学生が集まり、プロの講師による話し方研修や職員との入念な打ち合わせの末、高校生の前でプレゼンテーションをしてもらうことができました。
参加した高校生から、青山学院大学が第一志望となったとの言葉をもらったことや、在学生から学部の魅力を沢山伝えられて嬉しかったとの言葉をもらったことに、大きなやりがいを感じられたように思います。この活動に限らず青山学院大学は非常にボランティアが盛んな大学です。学生の愛校心や積極性も高く、新しい企画でも沢山の協力が得られることが、本学の魅力の一つであると感じています。
(右図は2017.6.24企画実施時のもの)

成長を感じた経験
-外国人留学生入試 紙での出願からWeb出願へ-

入職2年目に外国人留学生入試の出願Web化を担当しました。
Web出願では、紙で取得していた志願情報を、専用の入力フォームを作りデータで取得します。今でこそ、インターネットを利用した出願は珍しくなくなっていますが、当時は一般入試でやり始めた大学がちらほら、推薦入試ではほとんどの大学が紙で願書を書かせていました。青山学院大学でも、数多くの入試種別がある中で初めての取り組みで、300人の出願者がいる入試のWeb化をうまくできるかどうか、担当に決まった時は不安でいっぱいでした。
準備を始めてからは慌ただしく、先行導入している他大学の入試要項を並べ比較検討、出願フォームを提供する業者との入念な打ち合わせ等をする中で、1年目に入試を経験して分かっていたつもりが、実は全然理解できていなかったことに気づかされました。ただ、難しくて躓くことがあっても、その都度上司や先輩職員からの温かいフォローがあったので、何とか進めていくことができたように思います。
Web出願の導入時、それまで紙の願書から多大な時間をかけてデータ化していた出願情報が、きれいに1枚のファイルで納品された時の喜びは非常に大きいものがありました。   
現在、外国人留学生入試の出願者は700人以上、7年前、Web化していなければ、当時よりもっと労力がかかっていたかと思います。担当していた頃はつらくてなぜ自分の時にWeb化を、と挫けそうになったこともありましたが、今考えると本当に移行して良かったと感じています。

私の夢
-高校と大学、高校生と大学生を繋げる仕組みづくり-

今の部署は退学手続等に関わる仕事もあり、その中で、できるだけ入学後のアンマッチを減らしたいと感じるようになりました。私自身も学生時代に大学に通えなかった時期があり、高校生には受験勉強だけでなく、入学前に可能な限りそれぞれの大学のことを知ってほしいと考えています。
ただ、それを高校生に求めるだけではなく、大学側から積極的にアプローチしていく仕組みをつくれればと思っています。現在、例えば本学では、教員は高校生に大学の模擬講義をする形で高校と連携をしています。職員は入学アドバイザーという制度があり、全国の学校や予備校を回り、入試制度や大学の魅力を伝える取り組みがすでに存在します。
残るは、在学生と高校生の繋がりです。学部での学びの魅力、入試対策やアドミッションポリシーなんてことも、在学生から全国の高校生に直接伝えられるような機会をつくっていきたいです。そして、青山学院大学をよく知ってもらった上で、沢山の高校生に選んでもらえるような仕事をするのが、今の私の夢になっています。