宗教センターは、学院および大学におけるキリスト教活動全般を担う部署です。本学院は、教育方針やスクールモットーにも示されているとおり、キリスト教信仰を基盤とした教育を行っており、教育活動や各種行事のさまざまな場面においてキリスト教が深く関わっています。
宗教センターでは、主に以下の業務を担当しています。
① 大学礼拝ならびに大学・学院行事における礼拝の準備および運営
② キリスト教に関する行事やコンサート等の企画および運営
③ 宗教主任ならびに学生キリスト教四団体に対する事務的支援
④ 刊行物の編集・発行 など
本学では、授業日において毎日大学礼拝が行われているほか、入学式・卒業式といった大学行事や、創立記念日・新年礼拝などの学院行事においても礼拝が守られています。宗教センターは、これらのキリスト教活動を通して、青山学院が大切にしている理念を学生および教職員に伝える役割を担っています。
本学の建学の精神を直接的に支える部署としての自覚をもって、日々の業務に取り組んでいます。
先輩インタビュー
A. Yさん
本部宗教センター事務室
業務の内容
1年間の体験談
私がこの1年間の中で特に印象に残っている業務は、「オール青山ハンドベルコンサート」です。本コンサートは、初等部から大学、卒業生、系属校のハンドベルチームが参加する、学院全体で行われるコンサートです。今年度は節目となる第40回の開催であったため、新たに「教職員ハンドベルチーム」を結成し、演奏に参加しました。幼稚園・初等部の教員から大学・本部の職員まで、普段の業務では接点の少ない32名が集い、練習を重ねました。多くがハンドベル未経験者という状況でしたが、回を重ねる中で互いに支え合いながら、徐々に演奏を完成させていきました。
キリスト教活動を通して、所属や立場の違いを越え、学院全体が心を一つにして取り組む経験ができたことは、「オール青山」という理念を体現するものであり、宗教センターの働きを象徴する出来事であったと感じています。
「キリスト教信仰にもとづく教育」について
本学の建学の精神や教育方針に掲げられている「キリスト教信仰に基づいて」という表現に対し、疑問を抱く方もいるかもしれません。「キリスト教教育」や「キリスト教精神」といった言葉が用いられることの多い中で、本学があえて「キリスト教信仰」という言葉を用いている理由について、私は学生時代、次のように習いました。
「信仰とは、知識・同意・信頼の三段階である。神は存在すると知り、その価値観を理解し、そして神を信頼して身を委ねることである。」
本学が掲げる理念は、キリスト教を単なる知識や価値観として学ぶだけでなく、神を信頼する姿勢をもって教育に携わることであると、学びました。
職員として働く中で、学生のために十分に力を尽くせなかったのではないかと振り返る場面も少なくありません。ただ、聖書には「主は私にかかわるすべてのことを、成し遂げてくださいます。(詩編138:8)」とあります。結果を一人で背負い込むのではなく、教育を完成させるのは神様であると信じ、祈りつつ日々の業務に励むこと。それを基盤とする教育こそ、「キリスト教信仰に基づいた教育」だと、私は思います。
~「もっと礼拝に行っておけばよかった」という言葉に背中を押されて~
私が宗教センターで働く上での原動力の一つは、大学時代の友人の何気ない一言です。
本学出身である私は、卒業式の日、ノンクリスチャンの友人と共に卒業礼拝に出席しました。礼拝後、友人が小さな声で「もっと礼拝に行っておけばよかった」とつぶやいた言葉が、今も強く心に残っています。
聖書の言葉は、人間関係や進路について悩むとき、また困難や課題に直面したときなど、さまざまな場面で支えや励ましとなるものだと感じています。だからこそ、礼拝やキリスト教活動がより開かれたものとなり、学生や教職員がキリスト教に触れる機会が広がることを願いながら、日々の業務に取り組んでいます。
刊行物『Wesley Hall News』では、青山学院の教員や児童・学生が、学生生活の中で励まされた聖句や、各部で行われているキリスト教活動の様子を紹介しています。また、クリスマスの時期には、収益金を全額クリスマス献金とする「クリスマスチャリティガチャ」を実施し、キリスト教への関心を持つきっかけづくりにもつなげています。
学生・教職員がキリスト教に関わるきっかけを得られるよう、そして本学が大切にしている理念をより多くの人に伝えられるよう、今後も業務に取り組んでいきたいと考えています。